不動産登記
不動産登記は、大切な財産である土地や建物の所在、面積等の物理的な状況だけでなく、その土地の所有者は誰か?その土地に担保権はついているか?など不動産の権利関係を登記簿という公簿に掲載することで広く一般の人々に知らせる制度です。
たとえば「土地を購入しよう!」とするとき、売主(前所有者)がローンを組んでいてその土地に抵当権がついたままだったら困ります。
或いは、せっかく購入したのに登記をせずに放っておいて、知らないうちに別の人の名義になっていたら困ります。そこで司法書士は、決済に立会い当事者の代理人として真正な登記を実現することにより、その不動産取引を安全なかたちで完成させる役割を担っています。
わたしたち司法書士は、売買や相続等、不動産をめぐる様々な権利変動について、登記に関する手続の専門家として国民の権利保護に寄与しています。
主な仕事内容
土地や建物の保存、売買、贈与、相続、担保の設定・抹消など
商業・法人登記
株式会社、有限会社等の会社や、宗教法人、NPO法人等の法人は、その商号(名称)、本店(主たる事務所)、資本金、役員等の法定事項を登記簿に記載して公示することが法律上義務づけられています。
その会社の代表取締役は誰か?本店はどこにあるのか?等の会社の情報を登記簿という公簿に記載することにより、会社の信用を保持し、取引そのものの安全を保護する役割を担っています。
わたしたち司法書士は、商業・法人登記に関する手続の専門家として、個別の登記事件の依頼を受託するのはもちろんのこと、めまぐるしく変化する社会情勢に合わせ、企業法務のコンサルタントとしても活躍しています。
主な仕事内容
会社・各種法人・組合などの設立、役員その他の変更、増資、本店移転、解散など
供託手続
供託とは、供託所と呼ばれる公の機関に金銭等を預けることによって、自分の権利を守る制度です。
たとえば、家主が一方的に家賃を上げてきたとします。しかも急に大幅な家賃の値上げを要求し、その金額以外は一切受け取らないと主張してきたとしたら困ります。この場合借主は、従前の金額の家賃を供託所に預けることによって、追い出されないようにすることができます。
わたしたち司法書士は、依頼者に代わって書類を作成し、依頼者の権利を守ります。
主な仕事内容
地代や家賃の供託、営業上・裁判上の供託など
裁判手続
裁判は手続が複雑な上、もし手続を間違ってしまうと権利を守れなくなってしまいます。わたしたち司法書士は、裁判所に提出する書類を作成したり、法廷で依頼者をサポートすることによって当事者による裁判手続を支援しています。
2003年4月からは、簡易裁判所の代理権を付与された司法書士が、簡易裁判所で行われる裁判について、依頼者に代わり法廷にたって直接訴訟をおこなっています。
また最近の長引く不況を受け、多重債務に関する相談、自己破産・調停・個人再生についての相談が増加しています。これらの書類作成や家事事件と呼ばれる相続や遺言に関する申立、あるいは失踪宣告や不在者の財産管理人の申立なども司法書士の仕事です。
主な仕事内容
会社・各種法人・組合などの設立、役員その他の変更、増資、本店移転、解散など
成年後見制度
成年後見制度は、高齢者や障害のある方々の権利を守り、より自分らしく生きることを支援する制度です。わたしたち司法書士は、自ら後見人となり、成年被後見人の財産管理や後見人の監督などを行っています。
また、「社団法人 成年後見センター・リーガルサポート」を設立し、成年後見制度への積極的な関与をしています。主なものとしては、高齢者・障害者を対象とした支援活動、成年後見人の推薦・指導監督、講師の派遣・調査研究などがあり、適切な後見業務を行うために必要な研修を実施しています。
わたしたち司法書士は、これからも高齢化社会や地域社会をサポートしていく専門家として、それぞれの専門家と連携しながらトータルなサービスを提供していきます。
主な仕事内容
高齢者・障害者を対象とした支援活動、成年後見人の推薦・指導監督、講師の派遣・調査研究など
その他
外国人の帰化申請手続や犯罪に巻き込まれたときの告訴・告発手続など、法務局、検察庁への手続きをお手伝いします。
他にも、賃貸借契約書や売買契約書、遺言や遺産分割に関することなども司法書士をご利用ください。
どこへ相談に行ったらよいかわからない問題があれば、一度お近くの司法書士事務所へどうぞ。
主な仕事内容
帰化申請手続・検察庁に提出する書類の作成など